チャールズ&レイ・イームズは、決して自分たちの仕事を神聖視することなく、ハーマンミラーと協力し合った長い年月の間、自らの家具デザインについて絶えずあれこれと改良を重ねました(1946年と1973年のDCMを比較してみるとよく分かります)。アルミダイキャスト製の脚部は、1964年、アレキサンダー・ジラードが内装を手がけた当時流行の最先端であった「ラ・フォンダ・デル・ソル」レストラン用のチェアとテーブルのために開発されました。その後、夫妻はこの脚部を用いてイームズアルミナムグループチェアの脚部を改良しました。この新しい脚部をヒントとして、現在ユニバーサルベースと呼ばれている脚部も誕生しました。そして現在に至るまで製造が続けられています。