「ワイヤーでできた素晴らしい物」
チャールズ&レイ・イームズ夫妻は、独自の家具を作り出すための新しい素材と方法を、常に模索しつづけていました。1940年代後半、チャールズは「ワイヤーでできた素晴らしい物」に目を向けました。夫妻は金属製のワイヤーロッドとワイヤーメッシュを使った実験を熱心に繰り返し、ついにワイヤーロッドを同時に溶接する大量生産の技術を採用したのです。この技術は、ワイヤーチェア、ワイヤーベースのシェルチェア、ストレージユニット、エリプティカルテーブルといった、多数のモダンクラシックの名作に使われるようになりました。