「手、素材、そして形が互いに関わりあう、しっくりとくる感覚」

日本は、George Nelsonに計り知れないほどの影響を与えました。1951年、初めて東京へ旅したのを皮きりに、その後10年の間何度も日本へ旅行するたびに、Nelsonは日本で見るものすべてに心を奪われました。Nelsonは、東京を初めて訪れた直後に、この繊細な作りのチェストをデザインしました。

ベースのない縦型9段引き出しNelsonミニチュアチェストは、棚に置かれた本の束の隣に座っています。

日本は、George Nelsonに計り知れないほどの影響を与えました。1951年、初めて東京へ旅したのを皮きりに、その後10年の間何度も日本へ旅行するたびに、Nelsonは日本で見るものすべてに心を奪われました。Nelsonは、東京を初めて訪れた直後に、この繊細な作りのチェストをデザインしました。

このチェストは、持ち運びができて小さなドロワーをたくさんもつ日本の「箪笥」にインスピレーションを受けて作られました。Nelsonは、彼が日本のデザインで最も好きな「手、素材、そして形が互いに関わりあう、しっくりとくる感覚」をこのチェストで表現したかったと語っています。

優美なたたずまいのこのチェストは、1945年のライフマガジンで特集されたGeorge Nelsonのモジュール家具「ストレージウォール」に始まる、Nelsonのストレージ家具に対するあくなき探求心から生まれた作品の1つです。最初は、カスタマイズ可能なローズウッド製のシリーズであるNelsonの「ローズウッドグループ」の一部として1952年に発表されました。ベニアの種類が増え、デザインのディテールが統一された後、1958年に名前が変更されました。このグループの美しい特徴である、ドアとドロワーを支える枠が薄いエッジ(シンエッジ)であることにちなんで名前が付けられました。

Nelson Miniature Chestsのビンテージプリント広告。

「手、素材、そして形が互いに関わりあう、しっくりとくる感覚」

ジョージ・ネルソンについて

製品デザイナーGeorge Nelson