セトゥーチェアの制作時、スタジオ7.5は分子1つ1つが力を発揮することを望んでいました。「環境への配慮は欠かせません。エネルギーや素材の使用を抑えた製品のみをデザインすることは私たちの仕事です」とカローラは言います。「セトゥーを究極のミニマリズムな製品にするよう、私たちは必死で努力を重ねました。」
スタジオ7.5はコズムとゼフをデザインした経験をヒントにしながら、セトゥーを見直しました。そして、コズムに使用したディップインカラーを導入し、すでに美しかったセトゥーのシルエットに彫刻的な要素を加えました。同スタジオはゼフのカラーパレットを構築する際に暖かい色調を採用していたため、セトゥーの新しいサスペンションにもココアを追加することにしました。
スタジオ7.5が進化を続けているように、私たちの働き方も進化しています。そして、変化に対応するにはこれまでとは異なる考え方が求められます。だからこそ、私たちは大きなインパクトを備えた小型チェアであるセトゥーを生み出しました。セトゥーは、ミニマリズムが豊かさをもたらす場合もあることを証明しています。