アウトドアへの回帰

エーロ・サーリネンとアレキサンダー・ジラードが設計した実業家J.アーウィン・ミラー邸のために屋外用チェアとしてデザインされたイームズアルミナムグループ チェア。 すっきりとしたデザインで、最高級の座り心地を提供します。アウトドアウィーブファブリックなどをはじめとする耐久性に優れたフィニッシュのオプションで新しくアップデートされたアルミナムグループのラウンジチェア、サイドチェア、そしてオットマンは、まさにその原点であるアウトドアへ立ち戻ろうとしています。

屋外に最適

チェアやオットマンの屋外での使用を可能にするために、ハーマンミラーは風雨に負けない充分な耐久性を備えるとともに、そのような状況でも心地よく感じられる新しいファブリックを開発しました。アウトドアウィーブのファブリックは、1958年に発表されたポリエステルサラン製のオリジナルチェアの精神を受け継ぐとともに、アーロンチェアの「ペリクル」サスペンション素材と同様の優れた技術特性を持っています。アウトドアウィーブは、強度と弾性に優れたポリプロピレン・モノフィラメントを4本のポリプロピレンマルチフィラメントヤーンと組み合わせ、優れた外観と感触を実現しています。またこの素材は、有害なPVCをまったく含んでおらず、リサイクル可能です。サテンパウダーコーティング仕上げのフレームに合う、各種のカラーをご用意しています。

独自のOutdoor Weaveファブリックに焦点を当て、黒Eames Aluminum Groupアウトドアチェアの背面図。
黒い織物のEames Aluminum Group屋外ラウンジチェアの3/4リアビュー。

独創的な製造工程

イームズアルミナムグループアウトドアの組立工程は、デザインの重要要素であるとともに、座り心地の決め手ともなります。 イームズ夫妻はチェアやオットマンの各部材をデザインするだけでなく、製造工程もデザインしたのです。現在でも、ハーマンミラーは1958年当時と同じ工程で製造しています。

アウトドアウィーブの切れ目のないファブリックはアルミ製のサイドフレームの間に通され、その後フレームをひっくり返し両方のクロスバーへ取り付けられます。このプロセスのおかげで、従来のアップホルスターチェアのボリューム感や重量感をまったく感じさない一方、並外れた快適性とサポート性が提供されます。ファブリック自体が座面となり、しっかりとしながら柔軟性のある座面「シッティングポケット」を形成し、座る人の身体にぴったりなじむのです。

耐久性と用途

アルミニウム製シートフレームと、アルミダイキャスト製の脚をもつイームズソフトパッドチェアは、軽量でありながら、耐久性にも優れています。移動しやすいよう、上部のクロスバーを持ち手代わりに使うことができます。

アーム付きまたはアームなしのタイプが選べるイームズアルミナムグループサイドチェアアウトドアは、ダイニングチェア用の高さが必要な場所ならどんな空間にもぴったりで、イームズのアウトドア用テーブルを自然に補完します。

イームズアルミナムグループ アウトドアラウンジチェアは、お揃いのオットマンと完璧に合わせられるほか、ローテーブルの回りに複数のチェアを集めて、カジュアルな雰囲気のシッティングスペースを作ることも同様にできます。

黒い織物のEames Aluminum Group屋外オットマン。