看護師のアイデア

ナラペイシェントチェアの開発および設計基準は、ハーマンミラーヘルスケアの研究プロジェクトから生まれました。研究者たちは、20の病院の200人以上の看護師に、現在使用しているペイシェントチェアの良い点と悪い点を聞きました。

研究者はまた、人間工学の専門家、理学療法士、老人学者、さらに70人以上のヘルスケアデザイナーと話し合いました。工業デザインのビジョンを持ち、洗練されたデザインを提供する、プロダクトとブランドデザインのボストンにある会社、Continuumとパートナーシップが結ばれました。専門家たちは、ナラのプロトタイプの開発に参加しました。

コッパーカラーのナラ患者用チェアとオットマンの横からの眺め。
マスタードカラーのナラ患者用チェアの上からの眺め。

デザインの目標は、患者と看護師の両方のニーズを満たすことでした。Continuum は次のように述べます。「私たちはナラを、患者が身体的な快適さを感じるだけではなく、感情的にも快適に感じるチェアにしたかったのです。看護師に対しては、ペイシェントチェアが彼らの仕事を複雑にしてはならないと思いました。看護師は慌ただしく、過度な労働をこなしているため、チェアの機能についてじっくりと考える時間はありません」