ハーマンミラーのためのAGLテーブルグループでは、Ransmeierは「天板」という見慣れたフォルムに快適さと洗練さをもたらすことにこだわりました。テーブルなど一見とても単純でありふれたものをより良い形にしようとする仕事には、あらゆるディテールを綿密に検討し直す作業が必要です。
そのような高い集中力を要する仕事に、Ransmeierは喜びを見出すのです。「デザインのプロセスというものは、しばしば、1つの問題に取り組むための、数多くの小さな試みの連続です。小さな部分を解決せずに、大きな問題を解くことはできません。ディテールを楽しむことができなければ、全体に満足することも出来ないのです。」