Leon Ransmeierによる製品

Leon Ransmeierは「用途はフォルムに従う」と考えています。手を動かして考えるタイプのデザイナーらしく、Ransmeierは実物大の使用可能なプロトタイプを作りながら開発を進めます。「デザインの優れたものを作る唯一の方法は、それを自分自身で体験してみることです」と、Ransmeierは語ります。

2008年、ランズメイヤーはニューヨークを拠点とする工業デザイン事務所 Ransmeier Inc. を設立しました。これまでの代表作には、Mattiazzi 社の Chiaro チェア、HAY 社の Revolver バースツールなどがあります。Ransmeierが企業とのコラボレーションで生み出す作品の多くは、私たちの物事の捉え方や使い方にいつの間にか入り込み、改善をもたらします。

「デザインの優れたものを作る唯一の方法は、それを自分自身で体験してみることです。」

- Leon Ransmeier

ハーマンミラーのためのAGLテーブルグループでは、Ransmeierは「天板」という見慣れたフォルムに快適さと洗練さをもたらすことにこだわりました。テーブルなど一見とても単純でありふれたものをより良い形にしようとする仕事には、あらゆるディテールを綿密に検討し直す作業が必要です。

そのような高い集中力を要する仕事に、Ransmeierは喜びを見出すのです。「デザインのプロセスというものは、しばしば、1つの問題に取り組むための、数多くの小さな試みの連続です。小さな部分を解決せずに、大きな問題を解くことはできません。ディテールを楽しむことができなければ、全体に満足することも出来ないのです。」