BassamFellowsによる製品
バッサムはこう語っています。「時代を超えた普遍性とモダンクラシックの細部へのこだわりを現代のデザインに組み入れ、確かな素材、しっかりした構造、美しさ、そして機能性と融合させたかったのです。」フェローズはつけ加えます。「すべては、モダニズムの理性と明晰さに、温かさや自然な手触りとを一体化させる、ということに尽きます。」2人がそれぞれパートナーシップに持ち寄ったものが、ユニークなデザインを生み出しているのでしょう。2人はどちらもヨーロッパに住んだ経験があり、そこで上質の革と木材の素材使いに影響を受けました。
フェローズはニューヨーク育ちで、ハーバード大のMBAを取得後、Corning Housewares、バリー、フェラガモといった国際的企業での仕事で、ブランディングのスキルに磨きをかけました。バッサムはシドニーで育ち、モダニズムに傾倒のあまり、多くのミッドセンチュリー建築の権威たちが居を構え研鑽を積んだコネチカット州ニューカナーンに転居しました。彼がここに自分のデザインスタジオを立ち上げたのは1997年のことです。
この数年間で、BassamFellowsの優れたバランスによるデザイン美学は、『New York Times』紙が「カスタムメイドでもこれ以上心地よくは作れないだろう」と評した Tractor スツールなど、時代を代表する卓越した作品となって結実しています。タキシードラウンジグループのデザインについては、バッサムはこう説明しています。タキシードラウンジグループのデザインについては、バッサムはこう説明しています。「かさばる不要な部分をすべて削ぎ落とし、エレガントな形で構造を表現しました。床から『浮いている』ようにしたかったのです。」
2010年から2013年まで、BassamFellowsはハーマンミラーのスペシャリティー&コンシューマービジネス部門のクリエイティブ・ディレクターを務めGeigerやハーマンミラーコレクションなどを手掛けてきました。以来、クリーンでカジュアルなウッドベースラウンジファーニチャーやグラストップレイヤーテーブルをはじめ、Geigerとハーマンミラーの両方に、数々の製品をデザインし続けています。