社史
1900
1905
ミシガン州ジーランドで、伝統的なスタイルの高品質ベッドルーム家具製造会社、Star Furniture Companyが創業。
1909
Star Furniture CompanyがMichigan Star Furniture Companyと改称。Dirk Jan(D.J.)De Preeが事務員として入社。この時、De Preeは18歳。
1910
1919
D.J. De PreeがMichigan Star Furniture Companyの社長に就任。
1920
1923
D.J. De Preeの勧めにより、義父のHerman Millerが、Michigan Star Furniture Companyの株式の過半数を購入。同社をHerman Miller Furniture Companyと改称。De PreeがHerman Miller Furniture Companyの初代社長に就任。同社は引き続き、伝統的なスタイルの家庭用家具を製造。
1927
D.J. De PreeがHerman Miller Clock Companyを設立。同社は伝統的なデザインの時計を製造していたが、のちにGilbert Rohdeのデザインも加える。
機械工が仕事中に死亡する事故が発生。De Preeが弔問した際、亡くなった機械工の妻から夫が生前書いた詩を聞かされる。De Preeはそれに深く感銘を受け、すべての従業員を特別の才能と可能性を持った個人として扱う決意を固めた。この機械工の話は、Herman Millerの伝説の1つとして語り継がれることになる。
1930
1930
多くの企業と同様、Herman Millerも大恐慌の混乱の中で経営危機に陥る。会社を存続させる方法を模索していたDe Preeは、Herman Millerのミシガン州グランド・ラピッズのショールームで、ニューヨーク出身のデザイナー、Gilbert Rohdeに出会う。Rohdeは、伝統様式の家具から脱却し、アメリカ人の変わりつつあるライフスタイルとニーズに合った製品に注力するようDe Preeを説得。
1933
Herman MillerはRohdeのデザインによる家具をシカゴの万国博覧会「Century of Progress Exposition」で発表。
1937
D.J. De PreeがHerman Miller Clock Companyを義理の弟Howard Millerに譲渡。Howard Miller、社名をHoward Miller Clock Companyに変更。
1939
Herman MillerがシカゴのMerchandise Martにショールームをオープン。
1940
1942
Gilbert RohdeのデザインしたExecutive Office Group(EOG)を皮切りに、Herman Millerはオフィス家具市場に進出。EOGのモジュラー様式と多用性は、システムファニチャーの先駆けとなる。
Herman Millerのロサンゼルスショールームがオープン。
Charles and Ray Eamesが、アメリカ海軍から軽量な成型プライウッドを使った脚用の添え木の開発を受注。
1944
Gilbert Rohde死去。De Pree、新しいデザインリーダーを探し始める。
1945
『Life』誌の記事でGeorge Nelsonとそのデザイン「Storagewall」を見たD.J. De Preeが、NelsonをHerman Miller初のデザインディレクターとして迎え入れる。
1946
Nelson Officeが、Herman Millerの新しいコーポレートイメージとなる「m」のロゴをデザイン。
Nelson Platform Bench発表。
Eames Molded Plywood Chair、Molded Plywood Lounge Chair、Molded Plywood Folding Screen、Molded Plywood Coffee Table発表。
ニューヨーク近代美術館が「New Furniture Designed by Charles Eames(チャールズ・イームズによる新しい家具展)」と題した小展覧会を開催。単独の家具デザイナーの展覧会は同美術館初。
NelsonとDe Pree、Charles and Ray Eames夫妻をHerman Millerのデザイナーに採用。
1947
Herman Millerが、Eames夫妻の受賞歴のある成型プライウッド製品の独占的なマーケティングと販売の権利をミシガン州グランドヘイブンのEvans Products Companyから取得。製造権は引き続きEvans Products Companyが保持。
1948
Herman Millerが、George Nelsonが執筆し、Nelson Officeがデザインしたハードカバーの製品カタログを出版、発売。このカタログでは、ビジネスとデザインに関するHerman Millerの哲学と原則を明確に表現。家具カタログが無料配布ではなく販売されるのはこれがおそらく初であり、現在はコレクターズアイテムとなっている。
Herman Miller、Isamu Noguchiがデザインしたガラストップのコーヒーテーブルを発表。
1949
成型プライウッドの製造拠点を、ミシガン州グランドヘイブンのEvans Products社の製造施設から、ジーランドのHerman Millerの製造施設に移転。のちにEames Studioとなる新たな製造拠点がカリフォルニア州ベニスに開設。
1950
1950
Herman Miller、Carl Frost博士が開発した参加型管理および利益共有プログラムであるスキャンロンプランを採用したミシガン州初の企業となる。
Herman Millerが、Charles and Ray Eamesのデザインによる、世界初のファイバーグラス製チェアであるEames Storage UnitsとWire Base Low Tableを発表。
1951
Herman Millerと、著名なカラリストでありテキスタイルデザイナーであるAlexander Girardの長年にわたる協力関係が始まる。
Eames Elliptical Tableを発表。
1952
GirardがHerman Millerに新設されたテキスタイル部門のトップに就任。
Nelson Bubble Lampを発表。
1953
Girardの壁紙とEamesのHang-It-Allを発表。
1954
Nelson Pedestal TableとEames Sofa Compactを発表。
1955
Eames Storage Unitが生産終了。1998年に復刻。
Eames Molded Plywood Folding Screenが生産終了。1994年に復刻。
Nelson Coconut Lounge Chairを発表。
1956
Eames Lounge Chair and Ottomanがテレビの全国放送(The Today Show)で紹介される。このチェアは、Herman Millerの品質と革新性を象徴する、きわめて顕著な存在となる。
Nelson Marshmallow Sofaを発表。
1957
Eames Molded Plywood Chair、Molded Plywood Lounge Chair、Molded Plywood Coffee Tableが生産終了。1994年に復刻。
Herman Miller、ヨーロッパ市場での製品の販売を開始。
1958
発明家であり教師でもあるRobert PropstがHerman Millerでコンサルティングを開始。
Herman Miller、ジーランド本社複合施設の建設を開始。George Nelsonが主席建築士に就任。カリフォルニア州ベニスの新工場が完成。またサンフランシスコにショールームを開設。
Eames Aluminum Group Chairを発表。
1959
垂直の空間を活用し、リビングスペースを開放するNelson's Comprehensive Storage Systemを発表。
1960
1960
Herman Miller Furniture Companyが法人化され、Herman Millerに改称。Herman Millerのリサーチ部門(後のHerman Miller Research Corporation)がミシガン州アナーバーに完全子会社として創業。Robert Propstが社長に就任。
Eames Walnut Stoolsを発表。このシリーズは2023年にEames Turned Stoolに改名。同時にエボナイズアッシュ製のスツールも発売される。
1961
Herman Millerのテキスタイルとアクセサリーの販売店、Textiles and Objects Shop(T&O)がニューヨーク市にオープン。1967年に閉店。
Eames Hang-It-Allが生産終了。1994年に復刻。
1962
D.J. De Preeの息子、Hugh De PreeがHerman Millerの社長兼CEOに就任、リーダーシップを引き継ぐ。D.J. De Preeは取締役会長に就任。
Eames Tandem Sling Seatingがシカゴのオヘア空港に導入、設置される。
1964
Robert PropstとGeorge Nelsonが協同で、最初のAction Office 1のプロトタイプ作りに着手。独立ユニットをグループ化したシステムで、後のAction Officeシステムの原型となる。
Eames Elliptical Tableが生産終了。1994年に復刻。
Nelson Sling Sofaを発表。Eames Segmented Base Tableを発表。
1965
マシュマロソファが生産終了。1999年に復刻。
1966
Herman Millerの販売店が150店舗に迫り、中南米、オーストラリア、カナダ、ヨーロッパ、アフリカ、中近東、スカンジナビア、日本に拠点を拡大。
1967
Nelson Platform Benchが生産終了。1994年に復刻。
スイスにて、Herman Millerが一体型完全プラスチックチェアであるPanton Chairを発表、1975年まで販売。
1968
Herman MillerがAction Office 2を発表。パネルとそれに付属したコンポーネントからなる、世界初のオープンプランのモジュラーシステム。Robert PropstとJack KelleyがデザインしたこのAction Office(のちに「AO」と呼ばれる)は、オフィスデザインに革命をもたらし、新しい業界につながる。
Robert Propst、著書『The Office:A Facility Based on Change』を出版。
Eames Chaiseを発表。
1969
D.J. De Pree、取締役会長を辞任。Hugh De Preeが新会長に就任。
Herman Miller UK設立。英国およびスカンジナビア全域の販売およびマーケティングを担当。
Eames Soft Pad Groupを発表。
1970
1970
Herman Millerが株式を一般公開。株券のデザインはEames Officeが担当。
Herman Millerが英国バースに新施設をオープン。
1971
Herman Millerがヘルス/サイエンスの市場に進出。Bob Propstが1960年代に提唱したコンセプトを基にしたCo/Strucシステムを発表。
1973
Noguchi Coffee Tableが生産終了。1984年に復刻。
1974
業界初の特急発送プログラム「Rapid Response」導入。
Don ChadwickのデザインによるChadwick Modular Seatingを発表。
1975
大規模な展示会「Nelson, Eames, Girard, Propst:The Design Process at Herman Miller(ネルソン、イームズ、ジラード、プロプスト:ハーマンミラーのデザインプロセス)」をミネアポリスのWalker Art Centerで開催。
1976
Star Industries(後のIntegrated Metal Technology)がHerman Millerの子会社となる。本社の主要製造施設にC棟が追加。
Herman MillerがErgon Chairを発表。人間工学に基づくシーティングの新時代をもたらす。
Ralph Caplan著『The Design of Herman Miller』、Whitney Library of Designから出版。
1979
Herman Millerがミシガン州アナーバーにFacility Management Instituteを開設。施設管理の専門職の確立を支援。
1980
1980
ミシガン州ホランドに新しいシーティング工場を建設。製造施設であったB棟をオフィススペースに改装。
Hugh De Pree辞任。D.J.の次男、Max De Preeが会長兼CEOに就任。
1981
Burdick GroupがデザインしたBruce Burdickを発表。
V-Wall可動ウォール発売。
Herman Millerのエネルギーセンターが稼働開始。廃材の焼却により電力と蒸気を発生させ、100万平方フィート(93,000㎡)もの主要製造施設に供給。
1982
Tradex, Inc.がHerman Millerの子会社となる。手頃なワークステーション、ケースグッズ、シーティングを提供。同社はのちにPhoenix Designsとなり、さらにMiller SQAと改称。
可動式モジュラーウォールの製造会社Vaughan Walls, Inc.がHerman Millerの子会社になる。
1983
特別な持株制度導入により、Herman Millerの全従業員が株主となる。
1984
Herman Millerの拠点が英国とフランスにオープン。
Equa Chair、Ethospace system、Eames Sofa発表。
1985
完全子会社のMilcare創業。1971年に開設されたHerman Millerのヘルス/サイエンス部門から派生。同社は1999年にHerman Miller for Healthcareと社名を変更。
Worldesign Congress(ワールデザインコングレス)がCharles Eamesを「今世紀最も影響力のあったデザイナー」に、Action Officeを1960年以降の「最も重要なデザイン」に選定。
韓国、マレーシア、オーストラリアに販売代理店開設。
Herman Miller Research Corporationが『The Negotiable Environment』を出版。
1986
George Nelson死去。
特別仕様の製品を提供するカスタムチョイス部門を創設。
ミシガン州ホランドにDesign Yardの建設開始。
1987
Max De Pree辞任。Dick Ruch、Herman MillerのCEOに就任。De Pree家以外の初のCEO。
Tom NewhouseのデザインによるNewhouse Group furniture発表。
1988
Ray Eames死去。
Max De Pree、著書『Leadership is an Art』を出版。.
Ergon 2 Chairを発表。
1989
Equa Chairが『Time』誌の「デザイン・オブ・ザ・ディケード」アワードを獲得。
Herman Millerの社員が企業全体の環境プログラムを組織する環境品質アクションチーム(EQAT)を結成。
1990
1990
MeridianがHerman Millerの子会社になる。
Herman Millerがオフィス家具の製造業者としては唯一、熱帯雨林基金の創設メンバーとなる。このほかの創設メンバー企業は、Caterpillar、the Audubon Society、Bank of Americaなど。
D.J. De Pree死去。
1991
Action Office Series 3発表。
Herman Millerがマイノリティの人びとや女性が所有する企業の機会向上のためのSupplier Diversity Program(サプライヤー多様化プログラム)を立ち上げる。
1992
J. Kermit CampbellがHerman Millerの5代目CEO兼社長に就任。
Herman Miller UKがISO 9002認証を取得。
1993
Herman Millerが米国グリーンビルディング評議会の創設メンバーとなる。オフィス家具製造企業では唯一の創設メンバー。
Alexander Girard死去。
枯渇の恐れがあるローズウッドの代わりに、Herman MillerではEames Lounge Chair and Ottomanの素材に、よりサステナブルなチェリー材とウォルナット材の使用を開始。
Herman MillerとMeridianがISO 9001認証を取得。
Herman Millerの最初のEnvironmental Conference(環境会議)開催。
1994
Herman Miller for the Homeの立ち上げにより、Herman Millerは再び家庭用家具の市場に参入。新デザインに加え、1940年代、50年代、60年代のモダンクラシックのファニチャーを再発表。
Herman Miller GreenHouseが米国グリーンビルディング評議会(USGBC)のパイオニアアワードを受賞。Herman Miller GreenHouseで使われた基準が、USGBCのLEED(エネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ)認証プロトコルの基盤となる。
Herman MillerがメキシコのRighettiを買収、完全子会社化。
Herman Millerが『Fortune』誌の米国でもっとも環境に配慮している10企業の1つに選定される。
Herman MillerがHerman Millerを発表。同チェアをニューヨーク近代美術館が「20世紀のデザイン」コレクションに収蔵。
Herman Millerの地球管理への取り組みが評価され、National Wildlife Federation(全米野生生物連盟)の1993年度環境アチーブメントアワードを受賞。
1995
Herman Millerのウェブサイト、www.hermanmiller.com開設。
Max De Preeが取締役会より退任。J. Kermit CampbellがCEOを辞任。Mike VolkemaがCEOに就任。
Ergon 3、Equa 2、Ambi chair発表。
1996
Herman Miller、TPS(トヨタ生産システム)の「リーン」製造技術を導入開始。
Miller SQA(「シンプル、クイック、アフォーダブル」)製造が稼働開始。
1997
ジョージア州アトランタに拠点を置く高品質の木製家具およびチェア&ソファの製造企業Geiger BrickelとHerman Millerが戦略的な販売提携を結ぶ。
1998
Herman Miller for the HomeがMeinecke rugを発表。また、Eames Storage Unitや、Alexander Girardのデザインによるテキスタイルを使用したクッション、スクリム、テーブルランナーを追加し、クラシックな製品群をさらに拡充。
子会社であったMeridian、Milcare、Miller SQA、Coro、PerformisがHerman Miller, Inc.に統合。MilcareはHerman Miller for Healthcareとなる。
1999
Herman MillerがCaper chairを発表。またネオコンでResolve systemを展示。
Herman Miller for the HomeがGoetz Sofaを発表、Nelson Marshmallow Sofaを再発売。
Aeron Chairが『Business Week』誌とアメリカインダストリアルデザイナー協会(IDSA)より「デザインオブザディケード」賞を受賞。
Herman MillerがGeiger Brickelを買収。
2000
2000
スモールビジネス全般のオフィス家具のニーズに特化したオンライン企業、Herman Miller RED創業。グローバル規模での経済状況の変化により、同社は2001年に閉鎖。
Eames Molded Plywood Chairが『Time』誌の「デザインオブザセンチュリー」に選出される。
2001
Herman MillerのResolve systemがニューヨーク近代美術館の永久収蔵品に。また、ブルックリン美術館のコレクションにも追加される。
ユーザーが自分で仕事場の環境をカスタマイズすることのできるDOT(デザインオンテキスタイル)プログラム開始。
2002
Herman MillerのC-1コーポレートオフィスビルのリノベーションがエネルギーと環境に配慮したデザインにおけるリーダーシップ(LEED)グリーンビルディングのゴールド認証を取得。米国内でゴールド認証が授与されたのはこれで10番目。
Herman MillerがPostureFitを発表。人間工学に基づいたシーティングデザインの大きなブレイクスルーとなる。
2003
Herman MillerよりMirra Chair発表。開発の初期段階から「cradle-to-cradle(ゆりかごからゆりかごへ)」の原理に基いて作られた、最初のオフィス家具。
Herman Miller MarketPlaceがLEEDのゴールド認証を取得。当時、ゴールド認証を得ていたビルは全米でわずか12棟。
2004
Herman Millerのほとんどの製品が、グリーンガード室内空気品質認証を取得。
Brian Walkerが社長兼CEOに就任。
2005
Herman MillerよりCelle Chair発表。Jerome Carusoのデザインで、「グリーン」エネルギーを使用して製造される。
Herman Miller、極秘の会話のための音声管理ソリューション、Babbleを発表。賞も受賞した。
2006
Herman Millerがエネルギー効率の良いLeaf Personal Lightを発表。Yves Béharによるデザイン。
Herman Millerが英国のチッペナムにヨーロッパ地区事業本部VillageGreenを竣工。そのデザインが、英国Building Research Establishment Environmental Assessment Method(BREEAM)の優良評価を獲得。
Herman MillerがMy Studio Environments発表。Doug Ballがデザイン。McDonough Braungart Design Chemistry(MBDC)の「Cradle to Cradle(ゆりかごからゆりかごへ)」プロトコルと、Herman Millerの「環境に配慮したデザイン(DfE)」の基準に沿ってデザインされた、最初のオープンプランオフィスシステム。
2007
Herman Millerが、中国に工場2箇所と中国事業本部を設置。製造の拠点には寧波市、事業本部には上海を選択。
2008
Herman Millerがシアトルを拠点とするヘルスケアファニチャー製造企業、Brandrud Furniture, Inc.を買収。
Herman MillerがJeff Weberと故Bill StumpfのデザインによるEmbody Chairを発表。
Herman Miller InternationalがDaniel KorbのデザインによるSense desking systemを発表。
2009
Herman MillerがStudio 7.5のデザインによるSetu Chair発表。
Herman Millerが販売代理店に対して、独自のパフォーマンスシステムの適用を開始。これにより、製品の設置時間の短縮が可能に。
Herman Millerが、シボイガンに拠点を置く、高品質で先端技術を有するヘルスケアファニチャー製造業者、Nemschoff, Inc.を買収。
2010
2010
Herman Millerより、Yves BéharのデザインによるSayl Chair発表。
Herman Millerが東京に小売店をオープン。
Herman Miller、自社施設の100%に再生可能なエネルギーを使用。これは家具業界初であるとともに、この取り組みにおける世界初の企業の1社として数えられる。
Herman Millerが、ロンドンを拠点とする人間工学ワークツールで世界をリードする企業Colebrook Bosson Saunders(CBS)を買収。
Herman Millerが、Gianfranco ZaccaiとContinuumのチームによるデザインの患者用スペースCompassシステム発表。
2011
Herman MillerがCanvas Office Landscapeを発表。Douglas BallとJoey Ruiterの初期の作品を、ニューヨークのCDSのJeffrey BernettとNicholas Dodziukを含む複数のデザイナーが発展させたもの。
Herman Millerが、米国およびカナダでのMagisおよびMattiazzi製品の独占代理店となる。この2つのイタリア企業は、独自のデザインと先進的な技術で知られている。
『Merchants of Virtue』刊行。フリージャーナリストのBill Birchardが、Herman Millerの持続可能性への取り組みと努力をストーリー化。
2012
Herman Millerが、クラシックをアップデートしたデザインと現代デザイナーの新作を組み合わせた製品ポートフォリオを再発売。昔のデザインと新しいモダンなデザインが融合。
Herman Miller、Charles and Ray Eamesによる成型ウッドチェアを発表。
Herman Millerがアジアのオフィス家具メーカー、POSHの買収を完了。
2013
Herman Millerが、商業、ヘルスケア、住居用の各インテリア向けに高品質なインテリアテキスタイルをデザインおよび販売する世界的メーカー、Maharam Fabric Corporationを買収。
Herman Millerより、高機能チェア&ソファの最新進化形Mirra 2発表。
Eames Officeとの連携の下、Herman MillerがEames Molded Plastic Chairを復刻。素材の化学的性質と製造工程について、環境に配慮した最先端技術を利用。
Herman MillerがLiving Officeを発表。仕事を効率化するためのツールや製品を人間中心に統合し、より自然で望ましい生産的な作業環境を創出。
Herman MillerがIndustrial FacilityのSam HechtとKim ColinのデザインによるLocaleを発表。Localeは、オープンプランの環境にワークスペースを創出。
Herman Millerが、デスク、ストレージ、シーティングで構成された、会話から作業へと自由に行き来できるシステム、Public Office Landscape発表。Yves Béharとfuseprojectの彼のチームがデザイン。
2014
Herman Millerが、50年以上にわたり環境に関する知識やコミットメントを結集した、新たな持続可能性戦略、Earthrightを発表。
Herman Millerが、ヘルスケア環境向けの人間中心のモジュール型アプローチであるHealthcare Living Officeを発表。医療システムに従事する介護士は、手法やツール、スペースをカスタマイズ可能。
Herman Millerは、Renew sit-to-stand tableを発表。
Herman Millerが顧客チャネル拡大の促進に向けて、オーセンティックなモダン家具とアクセサリーの世界最大の小売店であるDesign Within Reachを買収。
Herman Millerが環境製品宣言(EPD)を発表。製品の持続可能性に関する情報に基づく購入の意思決定が可能に。
2015
Herman MillerがStudio7.5のデザインによるMetaform Portfolioを発表。豊富に存在し、環境に優しくリサイクル可能な素材を使ったフレキシブルなモジュール式のブロックシステム。
Herman Millerが、英国に170,000平方フィート(約16,000平方メートル)の製造およびオフィススペース、PortalMillを開設。新施設によって、英国をはじめヨーロッパおよび中東における会社の効率性と流通機能を強化。
2016
Herman Millerがニューヨークのパークアベニュー251に旗艦店をオープン。小売、ショールーム、オフィスからなる60,000平方フィート(約5,600平方メートル)のスペースは、北米初のHerman Miller直営店。
Herman Millerが、布張りのソフトシーティングやその他コラボレーションのための製品を専門とする英国拠点のNaughtOneとの戦略的提携を発表。
Herman Millerが、ミーティングチェアやサイドチェアのシリーズであるKeyn Chair Groupを発表。
Herman Millerが、オフィスのいたるところでコラボレーションできる環境をつくる一連の製品群Exclaveを発表。Continuumによるデザイン。
Nemschoffが、かつて同社の家庭用製品だったミッドセンチュリーのデザインにヒントを得た、Nemschoff Classicsの大規模な拡大を発表。
2018
Brian Walkerが社長兼CEOを辞任。
Herman MillerがAndi Owenを社長兼CEOに任命。
Herman Millerがヨーロッパとアジアにおけるインテリア家具のリーディングブランド、HAY社の株式と北米でのブランド権を取得。
Herman MillerがMaars Living Walls社の株式を取得。
Herman Millerが、Ayse BirselとBibi Seckのデザインによるフリースタンディングシステムと可動式仕切りのOverlay、Michael AnastassiadesのデザインによるDoubleFrame Table、Neil LoganのデザインによるLispenard Sofa Group、Joey RuiterのデザインによるCanvas Vista system、Studio 7.5のデザインによるCosm Chairを発表。
2019
Herman MillerがHAY社株式の過半数を取得。
Herman MillerがNaughtOne社の残りの株式を取得。
2020
2020
Andi OwenがCEO for Diversity and Inclusion™の誓約に署名。
Herman MillerとAndi OwenがEmbody Gaming Chairをリリース。
Herman Millerが北米の主要都市に店舗をオープンし、小売販売拠点を拡大。
Herman MillerがIndustrial FacilityのデザインによるOE1 Workspace Collectionの提供を開始。
2021
Herman MillerがKnoll, Inc.を買収し、モダンデザインにおける卓越したリーダー企業が誕生。
Herman MillerとKnollが新社名、MillerKnollを発表。
Herman Millerが、海洋プラスチックのマテリアルをリサイクルしたファブリックや、業界をリードする100%再利用の生分解性ポリエステルなど、新しい持続可能なテキスタイルコレクションを発表。
Herman Millerが今後Aeron Chairポートフォリオ全体で海洋プラスチックを使用することを発表。
ノルウェー国立博物館主催チェアデザインのコンペで優勝作品となったAndreas Engesvikの「ポートレートチェア」の、Herman Millerによる独占製造が決定。
Herman MillerがWilkes Modular Seatingの新作を発表。
Herman MillerがMerchandise Martから移転し、イリノイ州シカゴのフルトンマーケット地区に小売店、ショールーム、展示場をオープン。
Herman Millerが、Michael AnastassiadesによるComma Seating Collection、Revenio Textile Collectionを発表。
2022
Herman Millerが、Eames 2500 Series Desk、George NelsonのCube Sofa GroupとCane Benchの復刻版、100%リサイクルプラスチックを使用したEames Molded Plastic Chairを発表。
Herman Miller x HAYコレクションの提供開始。このコレクションでは8種類のイームズデザインでカラーとマテリアルをアップデート。対象のデザインはEames Molded Plywood Chair、Molded Plastic Shell Chair、Wire Chair、Wire Base Low Table、Universal Base Round Table、Hang-It-All。これらはすべて、Mette HayとRolf Hayにより選択されている。
Herman Millerが、Studio 7.5によるZeph Chair、Pronta Stacking Chair、Vantum Chair for gamingを発表。
2023
Herman Millerが、Passport Work Table、Alexander Girardのデザインを新しいフォーマットで紹介するGirard Environmental Enrichment Posters、Naoto FukasawaのデザインによるAsari Chairの提供を開始。
Herman Millerが、そのブランド名誕生100周年を迎える。